WinActor 事例のシナリオをダウンロード

WinActor 事例の流れ

こちらのWinActorで自動化した事例では、下図のように複数のロボットが連携して動作するようになっています。海外の販売会社、代理店を含む複数の取引先から24時間メールで注文が入りますが、各国毎に輸出可能な製品(型式)が厳格に決められている(型式認証)ため、基幹システムにアップロードする前にそのマスターチェックが必須です。

また、出荷先(受注先)毎に輸入要件が異なるため、注文書のフォーマットが統一されておらず、出荷時の添付書類や(プロフォーマ)インボイス、ASNなど手続きも違っているため、受注フォーマット毎に振分け、基幹システムへのアップロード前に一旦リスト化・マスターチェックを行っています。

ダウンロード可能なシナリオ(サンプル)

こちらからダウンロード可能なのは、事例企業が実際に業務で使っているシナリオを一般化した、中心処理の部分になります。(企業を特定できる部分は抜いてあります)実際にはこちらの中心部分に加え、次の様な付帯機能を持たせています。

  • エラーが発生した場合のエラー処理
  • フォーマット調整パラメータの外出
  • シナリオ終了時の担当者へのメール報告
  • シナリオをサイクリックに(24時間)自動起動
  • 現地が入れてきた製品コードや単価が間違っていた場合など、データ不整合リスト、メール報告

 

 
  • 受信したメールを振り分けます
    • 送信者
    • 件名に含まれる文字
  • メールの本文から指定されたラベルの付いた文字列を取得し一覧化
  • 添付ファイルをフォルダに保存
 
 
  • 変更されているフォーマットをフォルダに振り分け
  • 添付ファイルのフォーマット(ヘッダ)を検査
  • 一覧化
 
 
 
 
 

PDFファイルは扱いにくいのでExcelに変換

  • 複数のフォーマット(顧客別など)から一覧を作成
  • 基幹システムのマスターとの整合性をチェック
 
  • 基幹システムにアップロード(会社毎に異なるため個別に作成要)

WinActorから基幹システムへの投入

実際には基幹システムへのアップロード処理が入りますが、アップロード先のシステムは企業毎に異なり、こちらの企業特有な項目を含むため、ダウンロードシナリオからは省いています。従って、期間システムへのアップロード部分のシナリオは個別に作成する必要があります。

但し、上記のフォーマット変換ロボでは容易に基幹システムにアップロード可能なExcelの形式で、通常使う、ヘッダーテーブルと明細テーブルにシートを分けて(紐付いた形で)登録されるようになっていますので、アップロード部分の作成だけでほぼ完了できるものとなっております。

シナリオの調整に関して

基本的には各シナリオとも安定して動作するように配慮し、極力画像マッチングや座標指定は仕様していませんが、調整が必要な部分は各シナリオのダウンロードページでご説明しております。ご不明な点や、シナリオの調整・カスタマイズ、周辺シナリオの作成などはこちらからお問合せ下さい。

その他の事例シナリオ

◆ ファイル整理ロボ

Windows PCで管理されているファイルをファイル名に含まれる文字列、更新日時、作成者など様々な基準でフォルダーに整理します。こちらのロボットを毎晩自動実行させるだけで、際限なく増え続け、管理不能に陥るファイルサーバーをある程度使える状態に維持できるかと思います。

◆ データ差分抽出ロボ

Accessなどのデータベースを使えば一瞬でデータ間の差分を出せるのは判っていますが、データベース管理ソフト自体が事務処理現場に馴染みが薄く、使いこなせる事務職員も少ないため、結局Excelに頼っているような場合に、途中で何処まで手を加えたのかよく解らない状態になったりすることがあります。

この様なケースも実際の事務処理現場では多々発生しているのだと思います。